どうも、あいてぃ~です。
先日世間はクリスマス一色に染まる中、東京は神楽坂にありますとある飲食店にお邪魔しました。
そのお店の名前は、「スパイス・ボックス」。日本人の私にはなじみのなさそうなものが出てきそうな雰囲気がありますが、非常に満足度の高い時間を過ごせましたので紹介します。
本紹介
神楽坂スパイス・ボックス
五年間つき合ってきた彼にふられた雑誌編集者のみのり。
神楽坂スパイス・ボックス 裏表紙より引用
イタリアンレストランの若きオーナーシェフである元彼を見返すため、自らも飲食店を開店し人気店にしてみせると心に誓う。
そのために彼女は、夫を亡くし実家に引きこもっている姉ゆたかに一緒に店をやろうと誘う。姉も亡くなった義兄もシェフだったからだ。
そして姉妹は神楽坂の路地の奥の奥にあった木造家屋にスパイス料理専門店を開店させる。心に栄養が染み渡る料理小説!
神楽坂スパイス・ボックスは、長月天音さんによって描かれる料理小説です。ハルキ文庫によって2022年9月に出版されました。
著者自身が飲食店での勤務経験が長く、スパイス・ボックス店内の雰囲気が分かりやすく伝わってきます。
姉のゆたかと妹のみのりの二人三脚で経営されているそのお店では、日本人には馴染みのないスパイスを使った料理がふるまわれるようでした。開店して間もないですが、季節限定メニューに取り組んだり、食事のみならず、スパイスを使ったドリンクも人気商品のようです。
迷えるお客様のお悩み解決!?
どうやらこのお店には悩みを抱えるお客様が集まり、店内でのやり取りや馴染みのない食事を通じてその悩みを解決するきっかけを作ってくれているみたいです。
私がお邪魔した際は、若い女性の教員らしき方がカウンター席に座っていました。
私も友人に教員がいるので、その方も例にもれず遅めの時間で顔に疲労の色を隠せていない様子でした。
そんな彼女の前には温かいジンジャーエールをはじめに、モロッコのタジン料理がふるまわれていたようでした。
最終的に退店する際、噂通りその方も例にもれずどこかスッキリした表情を浮かべていました。
ちなみに私はチキンカレーを頂きました。複雑ながらそれぞれが邪魔せず絶妙な味わいで非情においしかったです。
神楽坂スパイス・ボックスシリーズ
本作はシリーズ化されています。
2024年1月時点で、一作品目である「神楽坂スパイス・ボックス」の他に、「失恋にきくローズマリー」・「世界をめぐるチキンスープ」と続きます。
私は現状そちらは読んでいませんが、きっと心身ともに温まる作品となっていること間違いなしだろうと思います。
積読しているのでそれらを解決して記事にまとめたら続編購入します。
まとめ
本日は、「神楽坂スパイス・ボックス」を紹介しました。
本店では姉妹二人三脚で運営されており、日本人には馴染みのないスパイスを用いた料理を提供する飲食店でありながら、お客さんの体のみならず心を温め、人生をより豊かにしてくれるような時間を作ってくれます。
実りある時間となること間違いなしの作品です。是非購入して読んでみましょう。
以上です。