こんばんは。あいてぃ~です。
本日は理系大学生の実態について実体験をもとにまとめてみました。
大学受験を控える高校生は参考になるかと思います。
理系の講義
まず理系の講義について紹介します。
理系の講義の実態から、理系大学生について探ってみましょう。
教員が呪文を唱えている
大学の勉強では、教員が日本語を使って呪文を唱えてきます。
イメージできない方は、冬場の窓際席で暖かい空気に囲まれながら受ける国語の授業を想像してみましょう。とても眠いかと思います。教員が眠くなるような呪文を唱えているようですよね。
話は少々それますが、大学とはこれまでそれなりに勉強のできた人が集まる場所です。彼ら彼女らはそれなりに勉学に対し苦労しつつも、全くできない人らと比べ勉強が得意な人ばかりなはずです。
ですがそんな大学生諸君は初めての専門の講義で完全に理解することを砕かれます。
厳密には入学したての頃はまだついていけるでしょうが、そのうち板書を写すことが精いっぱいとなります。勉強が比較的得意だった人達でも、理解しようと必死なのに理解できなくなります。
そうして専門が進んでいくと、さらに深い内容に切り込んでいきます。基礎が理解不足な状態で行われる応用専門科目は講義自体が意味不明なことがデフォルトとなっていくというわけです。
理系は忙しい?
これを聞いた文系の方や高校生の方は「理系はやっぱり忙しいんだ」と感じたかもしれません。
これについては、時間割的には忙しくありません。参考として私の学部3年の時間割をひとつ共有します。
正直スカスカに見えますね。一番講義が入っていた時期はあと3コマ程度は講義が入っていたと記憶していますが、それでも講義でぎっちり埋まっているわけではありませんでした。
ではなぜ「理系は忙しい」とうわさされてしまうのでしょうか。
それはズバリ、講義の予習と復習に加え課題が重いためです。
先述の通り、専門では教員は呪文を唱えます。それ故に内容を理解するために夜遅くまで図書館に籠って自習をしなければならなくなります。また課題が重い科目も多く存在します。時には基礎科目に立ち返る必要もあるでしょう。
総じて単純に勉強が難しいことが原因で「理系は忙しい」というイメージがついているようです。
数学であそぼ。の世界
余談ですが、皆さんは「数学であそぼ。」という漫画をご存じでしょうか。
数学に人生を捧げた学生・教授たちの姿を、いかにも「大学生の青春」らしいシチュエーションと共に、さまざまな数学のトリビアを交えてユーモラスに描く作品である
Wikipedia 数学であそぼ。ページより引用
ざっくりと数学を専攻する理系大学生を描いた青春漫画です。こちらは非常に大学の表現がリアルですので話からは逸れますがおすすめしておきます。
理系科目を乗り越える方法
前章から考えると、理系で大学をストレート卒業することは難しいと考える方は多いかと思います。
事実私の専攻ではコロナによる慣れないオンライン化などの影響も大きく20%ほどは留年してしまっていたかと記憶しています。
ですが残りの80%の方はしっかりストレートで卒業していきます。そのような方がどのようにして理系の講義を乗り越えていくのでしょうか。
教養科目を最短で切り抜ける
1つ目に、「教養科目を最短で切り抜ける」ことが挙げられます。
教養科目とは、大学や専門学校にて開講される、専攻にとらわれず広く深く学術の基礎を学び人間性を涵養する科目を指します。
外国語や、理系や文系の専門のさわりの科目などといった内容が該当し、多くの大学では卒業要項としてどの学部学科にも一定数単位取得が課されます。
教養科目は全学部の1年生が共通でとる科目のため、人気な講義な抽選が発生することもあります。
理系の専門科目を乗り切るにあたり、この教養科目を最短で切り抜けることは非常に重要なプロセスであると私は考えます。
留年してしまう人や専門科目に苦戦する人の多くが、1年生からとることができる教養科目を残してしまっているケースを多く見かけたからです。
理系の専門科目は特にその予習・復習に時間がかかります。にもかかわらず1年生の頃に取り切ることのできる教養科目が足を引っ張り学習時間が減ったり、そもそも講義がかぶってしまい専門科目を取ることができないといった事象に繋がってしまいます。
現在大学1年生の方や来年入学する方は、面倒と後回しにせず教養科目に力を入れることを強くおすすめします。
過去問の存在
2つ目に、過去問の存在が挙げられます。
多くの科目では、複数年にわたり同一の教員がそれぞれ講義を担当しています。その都度行われるテストを過去問としてまとめ、下の代に回すことを繰り返すことで数年分の過去問データが形成されます。
理系大学生は部活動やサークル活動を通じて縦と横の関係を作り、先輩や同期から過去問を入手してテストに対策していきます。
その有用性は馬鹿にならないもので、過去問を対策したらテストにまったく同じ問題が出た、なんてことは何度でも発生します。
多くの教員は講義だけでなく自身の研究や研究室での学生への教育など、様々な業務に追われているためテスト作成に力を入れるような教員はあまり多くない印象です。
単純に学習効率が上がるという面からも過去問は専門科目にて絶大な効果を発揮するのです。
そもそも落としてもいい科目がある
3つ目に、そもそも落としてもいい科目があるということです。
専門科目にもさまざまあります。大学の履修では自身の学科が開講する複数の専門科目の中から一定量以上を取得することで卒業できる場所が多いです。
つまり専門科目全てを取る必要はないわけです。多めに取っておいて、講義が進む中で自信に向いていない、あるいは難しすぎてついていけない、となった際でも、ほかの科目に力を入れることで結果卒業することができます。
なお、大学によってはそもそも時間割がきちっと決められている・ほとんどすべてが必修であるといったことがありますので注意が必要です。
まとめ
本日は大学で開講される理系科目講義の実態をまとめました。
本記事を参考に理系科目を乗り越えるヒントを掴んでいただければ幸いです。
以上です。